2018.08.03
住職備忘録
名古屋 40℃ 新記録
連日の猛暑。名古屋でも観測を開始して初めて40℃を超えました。私も経験をした事の無い暑い毎日です。大昔、平成6年の名古屋は大変暑く雨も降りらなかった記憶です。平成3年過ぎ頃から、世の中はバブル景気の後始末が始まりは大変な問題に直面していました。確か平成4年夏の天候は不順で長雨と冷夏の年で、お米がとれなくカルフォルニア米とかハイブリッド米、タイ米とかを緊急輸入してお米がうまくないとか、冷めたら不味いとか色々世間を騒がせた記憶です。平成6年の記憶では、名古屋の猛暑と日照りは、農家出身の母には良くない記憶が蘇り、思い出を私に告げました。『あのなぁ、わしが娘の頃、昭和19年の年は大日照りが続いてた。父親が「こんな日照りが続くと大地震が来るぞー」と言ったらその年12月に大地震が来た。日照りは怖い。』と。『お婆さん、いい加減案な話はやめてくれ』と母に言った記憶でした。翌年、地震が未明に襲いビックリ。 その後、20年程の時を過ぎた、平成22年師走29日頃だったか?実弟から『来年は「辛卯」の年だ。脱兎のごとく辛い事が起きるかもしれん。来年は注意しろ』としめ縄をかけ小雪のチラつく背後から声を掛けられました。翌年、大きな地震が走りました。
私は不思議な話は好きで何事にも好奇心が有りますが、聞きたくもない特に『かもしれん』と言う事には耳を塞ぎたい方です。昨日もあまりの暑さにお寺の駐車場で瓦降ろしのトラックがアスファルトに50㎝ほど陥没してレッカーを呼んでいました。山門前で大型レッカーが二台、お寺を眺めて電話をしていました。暫くすると駐車場の方に勢いよく上って行ったので何事かとも思いましたが夕方にこの事実を知りました。驚いて安全対策を工事の人に尋ねたら既にカラーコーンを施してすぐに補修するとの報告を聞きホッとしました。お寺の読経の中に風雨順時、五穀豊穣と言う一文が有りますが毎日の気温が早めに30℃以下になり一雨、二雨降って木々の緑が息を吹き返させられるようにしてほしいと思います。境内に設置されている70tと20tの雨水貯水槽からは木々への命のスプリンクラーが噴水していますが枯渇まじかと思うとこれも心配です。