2019.01.13

住職備忘録

今回で限りの初釜

 毎年出席をさせて頂いた初釜式が「今年を以て最後とします」の連絡を頂いたのは昨年の11月頃でしたか? 初釜に出席して新年を迎える事が出来る喜びを例年感じておりました。本当に残念です。私は賀詞を突然依頼されて壇上の人となりました。現代は利便性、快適性をもって文化とする毎日の中で、伝統を護るのは「筆授」による伝統ではなく「人」が護る事を偉そうに挨拶に入れさせて頂きました。

 床の間の花、茶の湯は毎日の生活に支障を要しないとは思いますが、折り目切り目の日本の文化には必需と私は思います。私の子供の頃は新年を迎える時は障子紙を張替え、御節を準備し、元旦は父親の書いた箸袋の前に座り、屠蘇を頂き新年の挨拶を頂戴したものでした。人の寄る所へ参詣をして大晦日から御節を頂いていたなら元旦を迎える必要は無い事も喋りすぎましたが、話をしてしまいました。

 「大晦日 御節を食べて 有難い?」私の作ですが言い当てて妙とは思いませんか?

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