2019.04.20
住職備忘録
色褪せてゆく屋根銅板工事
工事遅延から二カ月が経てしまった。銅版屋根は出来上がると燦然と銅の地金が建物の輪郭に映え、2週間ほどの降雨や酸化で徐々に黒ずみ風合いが出てくるが。最近では本坊屋根を見ると気が重く、5年程前の本堂銅板工事の風景が対比されて思い出される。寺で銅板葺き竣工慶賀行事を執り行う気力も生じない。編纂室で仕事をしていると時折、下請け業種ごとに仕事をしていると「それやったら困る」「そんなんしたらアカン」とか・・・工事責任者が居ないので職人さん方がお互いに注意しながらの作業です。言われたままの工事見積通りにケチをつけた覚えはないのですが・・・
明るい話をしましょう。携帯電話を追加しました。携帯電話はスマートフォンなのですが、スグ出れない、重い、面倒、暇があったら眺めてる、持ち歩き不便等々、私は最近「住職は電話に出ない」と言われていました。そこで、旧式電話の簡単な一台を思い立ち相談に上がりました。なんと私の希望通りのケータイがありました。扇風機リモコン大で電話、電話帳、短縮電話、そして軽い。言う事の無い一台に巡り合えました。扇風機リモコン程度の重さですので本当に軽くて電話の声も明瞭です。元々のスマフォは机の上であくびをしており可愛い小さなリモコン電話はいつも袖の中やポッケの中でブルブル動いたり鳴いたりしています。 操作は旧式ガラケーであり懐かしさもあり手の中で彼も喜んでいます。