2019.11.20
住職備忘録
持仏堂及び大広間 折上げ格天井
備忘録の時間が前後します。持仏堂での天井の修復をしております。銅板屋根葺き工事で落下物が屋根より多数落ちてひどく損傷をうけ、加えて平成31年春彼岸での大雨や6月までの雨で事もあろうか?雨漏りをして壁まで汚損をしている状況でした。大掛かりな仮設は費用だけかけて雨漏りに落下物では元請けも下請けにも責任はあります。悔しいですが自力で天井を全部引っ剥がして旧来以上の天井を上げて後世へ残る施設としてゆく所存です。天井は「折上げ格天井」と言われる天井でも難易度の高い天井です。先月より部材の加工を堂宮大工、今宿工務店が直接請負って下さり材料刻みと施行現場では格天井の細工がなされています。
部材は木曾ヒノキが使用されお寺の中はヒノキの香りが満ち、お線香の芳香と共に新生の持仏堂、客殿が出来上がりつつあります。