2020.12.26

住職備忘録

新書院 茨垂木と唐破風

 書院工事は想定外の唐破風施工となった。先祖は玄関が出入り口ではなく母屋の広間からお迎えする事を何かで読んだことがあった。お盆も精霊棚は本来は母屋廊下から仏をお迎え、また現下の当地では全く無くなった風習ですが母屋から出棺をするのが本来と。今般書院屋根と屋内の改修をして唐破風の母屋仕立てに追加でお願いをした。お寺は私の代だけでなく、未来への遺産となる。大げさに言うと伝統建築物である事を思うと踏ん張らなくてはならない。本日上げられた唐破風の垂木。茨(いばら)垂木(たるき)というらしく上下の勾配、左右の傾き、棟の傾きにピタリとこの垂木を設置できる技術は一朝一夕では不可能。素人の私が見ても頷ける。これが唐様という言葉、確か鎌倉時代からの建築様式である事を思い出すと大工さんの技術に改めて敬意を以て現場を眺めている。

 

 

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