2018.10.29

住職備忘録

高野山参詣

台風21号及び25号で延引となっていた高野山奥の院「高徳院墓所」への清掃のため高野山へ午前9時登嶺しました。大本山寶壽院門主様で檜皮葺きでお世話を頂いた成就院様へ管長様ご就任お祝いのご挨拶に伺いました。快くご面談を頂き早々に辞去の後、常喜院さまにご挨拶に伺いご歓待を頂き恐縮で有りました。辞去の後、偶然にも知遇を頂いている複数の僧侶の方々に出会い、名古屋の事、高野山で11月半ばまで行われている「学修灌頂」の事、本山の事と色々と立ち話をしました。その後に奥の院墓所での掃除を行い台風後の清掃を終えました。高野山は紅葉が美しくまた、件の「学修灌頂」の寺院も遠方より拝礼、伽藍壇上の諸堂参詣を済ませて高野山を後にしました。大きな枝を払って少し綺麗になりました

月曜日は花店がお休みでお花の無いお参りでした

 平成27年再建された中門 ここから壇上伽藍(だんじょうがらん) 紅葉が鮮やかです

 

 

絵葉書のようです。Xperiaにて撮影

 上記の写真は 日露戦争で弘法大師お守りを鉢巻にしていたら弾丸がお札の前でピタリと止まり一命を損なわなかった事を終生のご利益と信じた阪口祐三郎翁が高野山寄進を行った経蔵。鐘楼堂も奥の院石畳数キロ、あちこちに沢山の御寄進が有ります。私の承知している高野山への帰依筆頭者は豊臣秀吉、最近では阪口祐三郎翁と思います。僧侶はお寺や宗派の開祖の祖師を大切にしますが、帰依をされ終生恩義を感じた世間の方々には冷淡なように思います。阪口祐三郎翁は明治維新以来この150年の間の中でこれほどの高野山に尽くした方を私は存じません。無論、僧侶や尼様、講の代表者となって信仰の導きをされた実在の篤志の方も承知しております。篤志の方が如何に弘法大師様のご信仰を深めたかを説く『篤志伝』をこれからの若い僧侶の方々に知ってもらう事が大切な本山の第一の仕事のように思いますが、いつも私一人の寂しい思いで終わっています。

学修灌頂の様子

 

 

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