2019.11.24
住職備忘録
過去帳の更新
昭和55年5月24日から高徳院住職に就任して先代厳父より引き継いだ、故人没年月日と戒名、享年、戸籍名を記した「過去帳(かこちょう)」は平成6年に満了となり新たに平成6年4月から新たな過去帳に染筆し始めました。
当時元気だった母親に「今日からこの過去帳。この過去帳は私が書き終える途中に私は居なくなるかもしないね」と膨大な記入枠を母に見せて感想を述べた。「嫌な事を言わないで」と悲しそうに私を眺めていました。本日、母を心配させた過去帳は無事私が存命中に新たな更新を迎える事が出来ました。高徳院が菩提寺であり、先祖の供養の場であり、春秋彼岸、盆供養等・・心を寄せて下さった供養名簿は本日より新たな過去帳を迎えました。母はもういませんが。