2020.01.18

住職備忘録

慈悲深き病院

 日頃の生活習慣が起因で一泊二日の入院と手術を受けて「慈悲と喜捨」を受けてきました。医師の慈善を受け一定の治療とは言え平等な看護を得て無事に退院をしました。生まれて初めて歩いて手術室に入り、何のための手術かをお医者から質問され私なりの返事をしました。手術室では全員、手術の名称や手順を相互に確認しながら手術は開始されました。全身麻酔では無いので全部が耳に届きます。

 「こりゃぁ、エラかったわ」と監督の先生から声をかけられて「はぁ」と返事をしました。昨年来、本坊持仏堂銅板屋根工事の半年以上の遅延により寝込んで体重も気分も落ち込み始めて相当にしんどい思いをしました。慈悲深き診療にて「あの辛さ」から解放されたようです。お寺に帰ると慈悲深き宮大工さんは、廊下のお粗末極まりない手抜き工事のやり直し最中でした。時々「これはひどいわ」と声が漏れてきるとドキッとします。

 今日はお参りの方も多く、私は2件のご法事を勤めさせていただきましたが「見事な天井」と多くの参詣者から宮大工の感想を頂きました。「廊下はどうしたの?数年前に張り替えたのに」と天井の話題から足元の恥ずかしい話が始まります。似非とは、似て非なるもの別名「ペテン」という。似非(ぺてん)大工と知りながら安全な廊下を顧みない似非工事、見えない部分で確信をもって元請けは拾い集めの木々で、叩けば転ぶ塚柱、ビスでべニアを寄せ集めて廊下を乗せる。似非施工は事前打ち合わせ済みで現場は誰かの指示の許で進められて廊下が乗ると構造は一切床の下となる。私は見積もり通り振り込みをなして安心してここ数年何も知らなかった。

 昨年より持仏堂床工事を開始してから私の病状は悪化した。加えて山頂駐車場擁壁工事は私の何も承諾なく設備を設置施工をしている。未承諾事項は撤去改修と旧来の排水能力を現況復帰を求めていきます。

 事故が無くてよかったが、平成25年改修後、廊下を私も含め知らずに廊下を歩いて大勢の人がケガをしなくてよかった。お参りの人が骨折やケガを負ったら申し訳ないだけです。

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