2019.12.29

住職備忘録

持仏堂 大広間 改築工事のその後

 持仏堂、大広間の天井は「折上げ格天井」と言う難易度が相当に高い技術水準が要求される天井は殆ど完成を見ました。令和元年10月半ばより本堂床下改修を終え、持仏堂と大広間の銅板工事で汚損された天井は名実ともに卓越した宮大工さんにより魔法のような仕上がりを見せてくれました。下の写真は床下基礎工事からのやり直しと床の張り直し、格天井の仕上げの様子です。

 熊本県産イグサと東近江市の畳職人により搬入され、東大阪の仏師にによる壁の仕上げの途中様子です。久しぶりにイグサの良い香りが寺の中に広がり新しい大広間が出来上がった感を更にいたしました。

 

 後は照明機器三台と火災報知器の設置、少し部屋が暗いのでダウンライトの増設を来春予定しております。残念なことは床下工事中に5年程前に行った全ての廊下の「日曜大工程度以下の施工」が見つかり施工会社へ全てを「宮大工」に施工させる事を承諾して頂きました

 色々ありますがお寺は本当によくなりました。暖房の試運転は大変効率よく暖かくなり大変満足をしております。天井裏にはグラスウールが二重にひき詰められ、畳の中心には断熱材がサンドイッチのように挟まっております。畳も全く隙間なく敷き詰められて冷気が下から足先に忍び寄る事はありません。ご本尊様の冥助を感謝して今年を終えることとします。除夜の鐘の準備はすべて終え来年を迎えようとしております。来年5月、住職就任して40年の星霜を経る事になりますが何事にも辛抱して良かったです。

 

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