2018.09.08
住職備忘録
台風21号
毎年、異常気象と言われているが今年は酷暑に水害、台風、地震と耳を塞ぎたくなるような事が多いです。私は所用でお寺を離れておりましたので直接台風の折にはお寺にいませんでした。竹林が暴風にさらされて倒れましたが他には大した被害もなかったです。お寺の環境班の日頃の作業が功を奏していると思います。緑地をボンヤリと日々、眺めると穏やかで静かに時が流れます。
一旦、天候が荒れると収まりの付かなくなり手に負えなくなります。場合によっては何の予告も無く突然に、風の吹くままに倒木や太い幹が無残に飛び散って行きます。ここ数年来、寺の中では雑木の雄である楠やドングリの大木を次々に切り倒したり、高さを低くする作業を行っていたおかげで、風の吹くままに木々の散乱や倒木を避ける事が出来て本当に良かったと思います。「緑地は大切」は木々を人の手を経て管理をしないと大変なことになります。公園を一年放置したら緑豊に成るか?と言えば真逆の様に私は思います。木は自ら落とした落ち葉を自然の肥料として吸収、適当な長の枝になったら、爪を切るように枝を止める事を、住職になって38年、この頃に気が付きました。