2019.12.01

住職備忘録

留学生の来訪

 

 とあるご縁でお寺に来られたインドとイタリアの脳外科医の先生方。28日ある大学病院で知り合いの手術の説明を受けました。その折、執刀教授から色々と指導を得ていた先生方です。教授から私を指して「この人はお寺の住職で大きなお寺だ」と彼らに紹介を頂きました。インドの先生が私に興味を抱き「日曜日に言って構わないか?」と尋ねてきましたので「大丈夫だよ」と返事をしました。日曜日は私は予定が多く何とかなるだろうと思っていました。

 日曜日 急な葬儀がありお寺に戻ってから「そういえば・・日曜??」とメールチェックすると「arrival」の題名が付いたメールが来ていました。「10:00AM」とあり10時からはご法事があり困り果てて本堂でウロウロしていたら先生方が私を見つけて「ハロー」と声がかかりました。境内受付に「応接にお通してコーヒーを出して何か応答を願います」と頼んで大急ぎで読経を終えました。

 法事の施主からは法事後に「住職、どっか1000坪くらいの売りの土地は無いかな?」と親しく話しかけられ、11時からの法事に脳外科医の応答、英語で何をしゃべればいいか? 進退窮まるとはこの事でした。法事後に25分ほど自由な時間ができたので「日本の印象は? 何処で何をしたいですか?」何を伺ったかは忘れるくらいに焦っていましたが、覚えていることは「京都に行って温泉に入りたい」と言われたので「京都には温泉は聞いたことがない。長野県か、岐阜県ですよ」「何も付けずに裸で風呂に入れますか?」と会話を続けて、瑜祇塔を案内すると言って外に出ました。竹林を通り「気持ちがいいでしょ?」と言うと「素晴らしい経験をした」「僕らはアパート暮らしなのです」と立ち話をしながら瑜祇塔へ行くとそこには、11時からのご法事の方々がお待ちになっておられました。

 「なぜみんな黒い服を着ているのですか」と私に質問をされ「お祈りのためとカラフルを控えるのが日本の伝統です」と回答をしました。大勢の方々の前で「この方々は藤田医科大学脳外科医の先生方です。みなさん、お世話にならないように」と紹介をすると笑顔で一緒に瑜祇塔に入りました。瑜祇塔にてご本尊様の簡単なご説明をして「See you again、Have a nice day」でお別れをしました。もっとお会いしたかったんですが、緊急のお参りが入り色々と予定が不都合となりましたが、お会いできてよかったです。

左がイタリア人医師n 右がインド人医師の脳外科留学生

後日談があり、教授が大変喜んでくれがらしいです。

私も役に立ってよかったです。

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