住職備忘録
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平成26年9月分

非営利斎場「六波羅蜜会堂」の動画です
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お盆のご案内

■ 9/29 29 快晴             般若心経 最終会
本日は多忙で色々と有りました。葬儀もありまた予定も多く気忙しく一日を終えました。「般若心経を読めるようになる会」は一年がかりでしたが皆さん、とても上手に読めるようになりました。今回の般若心経会は『写経』を行いました。高野山から送って頂いた写経用紙に持参された筆ペンで一文字一文字、書かれました。私も久しぶりに般若心経を写経して一字一字を眺め言葉の意味を思い出し、難しくも慣れ親しんだ会を終えました。本来ですと何処かへ読経のツアーに行くつもりでしたが未定のままで会を終えてしまいました。

何だか終わってしまうと寂しい気持ちになり、来年からはまた違った講座を設ける事をお約束しました。「父母恩重経」とか『密厳院発露懺悔文』と言う、般若心経より比較的平易に読みやすいお経をみんなで読んでみたい希望を私から皆さんにお伝えしました。皆さん、熱心に私や他の講師のお話を拝聴頂いて本当に有り難かったです。振り返れば大変でしたが清々しい秋空のような気分で終えられました。

『住職、会費のようなものが全然無いのですが良いのでしょうか?』と幾人かに尋ねられましたが。『大したことは出来ないし、一種のお寺の講話会のようなものですので・・』  『では今回は有り難く・・』と常々最前列で私の話を聞いて頂いた方より声を掛けていただいたことが印象的でした。夕刻、お寺で働く人達との懇親会があり午後8時前に長い一日を終えました。
■ 9/27 快晴                 歌五首
彼岸法要にお詣りされ、今夏盆施餓鬼法要での歌を詠まれた方から手紙を頂きました。ご紹介をします

高徳院施餓鬼法要に 娘と参詣人 人工霧浴び 本堂に向う

経ながれ施餓鬼法要厳粛に 焼香の人途切れなく続く

境内に かき氷器のふる回転 猛暑に家族ら ほっと一息

手入れさるる 孟宗竹の庭めぐり 納骨瑜祇塔樹木葬へと

法要につづく説教「自由」とぞ 責任の重さ かみしむる言葉


日進市ご在住の方より歌でした。
■ 9/26 快晴                 
彼岸法要やお盆には以前にも増してお詣りの方が増え対応する寺や準備に当たる世話人さんにもなるべく負担の少ない作業を考えております。イスや机の出し入れ、設置、撤収、機器収納と殆どを僧侶方で行うのですが私も歳をとりました。頭だけ回転させて改良を加えました。一番大変な設営がテント、→よしずの簡便接待所、イス・机の準備片付けは特注のキャスター付き収納機器を導入致しました。車に牽引をさせてホンの僅かな労力で出し入れ撤収が簡単になりました。簡単をもっと早くに気が付いて行えば良かったのですが・・・考えを思いつかさせていても、実行までに時間が掛かれば、本当に無駄な時間が過ぎていただけであって労力は人の善意で補われていた事になります。  先々を考えると御砂踏みは昨年で終え、豆撒きも大勢の方の安全を考えるとお札の授与と厄笹の授受で終えようと思います。私にとっては寂しい事です。

したの写真はイスを一度に大量に運搬できる台車です。トラックに専用の牽引棒を設置して倉庫から目的の場所のすぐ側まで運ぶ事が出来ます。小分け収納されたイスや机をのトラックに乗せる→ロープで縛る→運ぶ→トラックから降ろす→イス設置と一連の作業が大変楽になりました。良かったです。
仮に置いたイス 実際にはもっと山積みします
これでは崩れてしまいます。背もたれを逆にして倉庫へ牽引します
9/22 午後 京都へ日帰り打合せに行きました

蛤御門から御所方面
確かこの辺りに薩摩屋敷があったはずなのですが
見通しの良い大路
30分ほどブラブラして烏丸丸太駅へ向かいました
■ 9/23 快晴      彼岸法要 当日           
大勢の方々にご参詣を頂きました。天候にも恵まれて清々しい秋の穏やかにな一日に法会を迎えられ本当に幸せでありました。新たな境内でのお接待所は好評を頂き「住職、上手い事を考えたね」とか「上品でお寺らしいよ」とかまぁ、好評であり嬉しかったです。500名近い方がお越し頂きました。私は午後から葬儀があったので片づけの手伝いが出来ませんでしたがお寺に帰ったらすっかりときれいに片づき大変に嬉しく思いました。色々試して今年で34年目が経ちました。
イスも机もテントも、箸もお盆も調理機器も何も無い時から始まったお接待。厨房や受付でのお世話人談も誰もいなかった法要を、今から考えたらゾッとするほど「よくやってきなたな〜」が感慨として思い浮かびません。お世話人さんのお力添えがあったらこそここまで来られました。感謝の秋とはこの事です。
白砂20t ダンプで運ばれました  ダンプ軽トラックに積載します
白石石材を均等に敷くには結構な労力が入ります
ミニユンボに枕木を噛んで平均に均します
この蓋の下には木柱の柱穴が開いています 深さ50p
穴に柱を立て梁を人力で載せます 釘は一本の使っていません
出来上がりです
よしずがグニャグニャしている。本当は気に入っていませんね。
本堂での私
■ 9/22 快晴      お接待休息所 準備完了           
明日はお彼岸法要の日。お天気も良さそうです。全てお寺の手作りである休息所も何とか間に合いました。隻数も机の置くところもテントの時とはまるで感触が違います。机もイスも簡単に設置、撤収が出来るようになり色々と試行錯誤をした甲斐がありました。本堂に穏やかに明日を迎え過ごしたいです。
■ 9/20 曇り      古文書を読む           
今年の春先、或る所から古文書を読む会の募集がありました。抽選と何とか言っていたので半ば諦めていたら今月半ばに「出席回答」が有りました。もう忘れていたし、時折「あれ、どうなったんだろう」と一人呟いていたのですが。本日午前中に第一回の古文書の講義がありました。相当に迷いましたが寺の僧侶から「大丈夫ですから出席を」と心強い返事を貰い、お寺を心配しながら出席をしました。大変有意義で楽しい講義に嬉しく思いました。私も、時々我流の適当な読みをしていたのですが改めて勉強する面白さを再確認した有意義な一日でした。もうすぐ、秋お彼岸法要。般若心経写経会、バス巡礼と予定は詰まっていますが、柔らかな秋の日差しのように穏やかに過ごしたいものです。
■ 9/19 曇り      テントに替わる、休息所           
当寺は色々と行事があります。毎回、色々とお詣りを頂く方々へお接待をしております。これは、当寺の昔からの習わしであり代々、心使いをする事が弘法大師の教えにも叶うと教わったからでもあります。事実、四国八十八カ所へお詣りに行かれると『お接待』と言う巡礼の方々へ見知らぬ方から「お茶、腰掛け、ミカン」等の癒しの品々や、「ようこそ、お詣りを」と声をかけて貰う事がありますが、脈々と真言宗では続けられている伝統の一つと私は思っています。

当寺のお接待は、私が住職になった時も色々としておりました。私も若かったので労を厭わずに夜遅くまでお茶や種々の品々を準備して翌日を迎えていました。最近では愛知葬祭創業者金森昇氏からテント五張りをご寄付頂き年に少なくとも八回ほど建てては解体を繰り返しておりました。実はテントの設営撤収は大変な労力と根気がないと出来ない重労働です。何とかテントに替わる、そしてお寺らしいお接待の会場。それも、簡単に設営撤去が可能なモノが出来ないかと相当以前から思いめぐらしていました。今年の九月、以下の写真のような物を新たに作り、当寺環境班と力を合わせて合作しました。板金等を除き全てお寺の全職員の労作です。もう少し創意工夫も必要なところもありますが、熱意と根気の出来映えです。少し自画自賛になりましたが、笑って見て下さい。
柱と梁の木材を求めました
1は北、2は南、 本堂から1〜5で柱の位置が決まります
コンクリートの型枠に、柱と柱のフェイスが狂わないよう・・・
梁と梁の角度が90度(直角)に成るよう・・・柱の設営撤収が簡便・・・
見ていると簡単ですが・・・・・・みんなの知恵で上手く行きました
隙間に石ころが入らないよう・・・・隙間を空けてコンクリートを流して直角を取る(難しいですぞ)
トンボが笑って作業を眺めていました
梁を金型にはめれば出来上がりです
日本製の「よしず」を設営・・・・白石砂利を敷き詰めれば出来上がり
実は簡単そうで・・・・大変に厳密な精度が要求される
簡単『お接待所』でした。
■ 9/13 快晴      涼しい一日 爽やかな一日           
例年とは違い朝夕の涼しさは寒いくらいです。備忘録更新もさぼり気味です。先日、或る短歌?を眺めて「なるほどな」と想い、急いで書き留めました。歳を取ったと感じる一時を上手く詠んだ歌だと思い紹介をします。

「オレだよと 肩をたたかれ 思い出せぬ 顔に戸惑う 故郷の駅」 

数年前、名古屋での宴席後、電車に揺られて暗い窓の外を眺め「子供の頃は良かったな」と何時にないセンチな想いにふけっていた時でした。確か神宮前の駅から乗り込んできた小太りの小男。私のそばに座るや否や「オイ、○○」と私が出家前の学生時分の名前で声をかけてきました。マジマジと顔を眺めると元柔道部で、或る世界では結構顔の効く私の同級生を思い出して・・・「オゥ、お前は」っと発する前に「シッーッ」と私を制しました。他人の名前を電車の中で呼んでも、自分の名前を伏せてニッコリ笑うアイツ。 電車の中でボソボソと身の上話や、仕事の話、また会おうぜ、で同じ駅に降り立ち別れました。 先日、アイツとそっくりの娘をバイクの後ろに載せて会いに来てくれました。 「オレだよと 肩をたたかれ 思い出せぬ 顔に戸惑う 寺の駐車場」でした。
■ 9/5      数日の休暇            
今年の夏は暑くてジメジメ、晴れ間のないイヤな、私の大嫌いな天候が続きました。青空と白い雲が織りなし、薫風吹き抜ける大草原にでも逃げ出したいほど不順な天候が続きました。九月に入り数日、青空を求めて少し遠方に出向きました。出向いたと言っても秘湯の湯、ひなびた温泉を尋ね、見知らぬバイク乗りの連中とバイク談義や温泉自慢話を楽しんで、頭をスカッとさせてきました。ついでながら東京にも再び出掛け 駒形どぜう→浅草観音→上野鈴本→上野の焼き鳥も楽しんできました。どちらにせよ東京も名古屋も曇天又は雨でしたが・・・

九月に入りましたが予定も多くお寺に帰ると色々と予定が多いです。でも、PCでのpaper less 化にて机の上の伝票類は無くなり、PC上での掲示板、伝言メモ、アラート、と当寺システムに目を通す事で正確で間違いの少ない予定管理の掌握が可能となってきています。全ての電話も録音されお寺に入る情報は全てが何度でも再確認できる用になり安心の度合いが違ってきました。PCについてこられる事がどの職種でも絶対条件と改めて思いめぐらしております。